みなさんこんにちは!今月のブログでは、後輩に焼き肉をおごることが決定してしまい、春も近いのに冷や汗が止まらない大塚耕平(おおつかこうへい)が担当します。
今回の広報たまなの記事では、玉名市の地域である「山田地区」を題材に、記事を書かせていただきました。山田地区では春ごろに咲き乱れる「山田の藤」が有名ですが、実際にまち歩きを行ったところ、さらなる魅力を発見することが出来ました!今回のブログでは記事に書ききれなかった内容を中心に紹介したいと思います。
今回の山田地区のまち歩きは昨年の12月19日、午前9時から行いました。行きの途中では気温が低く、とても寒かったのですが、天気に恵まれ、気温も徐々に高くなりました。山田日吉神社からスタートし、山田に関連する史跡をまわりました。
山田地区のまち歩きは山田地区の上区区長「和田恭次(わだ きょうじ)さん(72歳)」と下野区長「宮孝人(みや たかひと)さん(73歳)」が案内をしてくださいました。お二方とも、山田に関する豊富な知識を持っている方で、私に丁寧に教えてくださいました(^^)/
この地域は宗教と暮らしが密着した地域であり、神社を中心として、その周りに住宅が作られている地形になっていました。また、この地域は僧の修行地として活用されていたそうです。
山田地区には、山田日吉神社に祭られている神様を主神とし、参道に沿って十二の坊(「坊」は僧の住居、寺社が信者のために設けた宿泊所を示しています)が配置されています。まち歩きで一番驚いたことは、坊の一部がなんと、家の敷地内(庭)にあることでした。管理もその家に住む方が行っているらしく、その方に「手入れで大変だと思ったことはありませんか?」とお聞きしたところ、「もうこれが当たり前だったからねぇ…(笑)」とおっしゃっていました(;’∀’)
最後に、今回まち歩きにご協力してくださったお二方にインタビューを行いました(._.)
~上区区長:和田恭次(わだきょうじ)さんへのインタビュー~
Q:お仕事は何をされていますか?
A:米農家とミカン農家です。(なんと、持っている敷地は500ヘクタールもあるそうです!!)
Q:区長になったきっかけは何かありますか?
A:道路網の見直しを行いたかったことがきっかけです。現在、その甲斐もあり、道路の整備が行われています。
Q:実際に区長になって気づいたことや大変だったことはありましたか?
A:やはり人をまとめることですね。街の再開発に伴い、まとめる人数も大きくなったので…(笑)
Q:では、人々と交流、話を進めていくうえで気を付けたりしていることはありますか?
A:飲み会の場などを設けたりして、交流を行うことを心掛けています。
Q:では最後に、今後、山田をどのような街にしていきたいですか?
A:「山田に住んで良かった」と思えるような街、そして、安全で住みよい街にしたいですね!
~下区区長:宮孝人(みや たかひと)さんへのインタビュー~
Q:お仕事は何をされていますか?
A:ブドウ農家を営んでいます。また、ワインも作っていますよ!
Q:宮さんにとって、山田の魅力は何でしょうか?
A:人々の集まりや住民同士でのつながりが深いことですね。それが、この地域の力の土台になっていると思います。また、山田固有の生態系(植物・動物多様性)が今も残っていることもその一つですね。
Q:区長になったきっかけは何かありますか?
A:頼まれたからです(笑)先代が病気になってしまい、その後任として受け継ぎました。
Q:山田に住む方々の家を見たところ、新しい住宅が多く見られます。山田に住む人々を増やすにあたって、何か取り組みをなされているのでしょうか?
A:近年の過疎化に伴い、地域の再開発を積極的に行うようになりました。以前は200戸くらいだったのですが。現在は800戸にもなっています。山田は、交通の便が良く、学校や病院もあり、歩いて高校に行けるので、移住を考える方々にとって都合がよいのかと思います。
Q:では最後に、今後、山田をどのような街にしていきたいですか?
A:先人から受け継いだものを、これからも受け継いでいきたいと思います。
宗教、文化によってつくられた街である山田地区。そこには、地域住民の強いつながりがありました。また、住民が一丸となって山田地区の景観を守っていました。この地域性の強さは、なかなか見受けられないものだと思います。
まちの魅力的な文化・遺産は、まちの魅力的な人達によって管理・伝承されていたことを知りました。
今回のブログはここまでです!そして、来月のブログが、私たちが書く最後のブログとなります…(;_;)
それでは、次回もお楽しみに!
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