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執筆者の写真たまらん

チームたまらん「田んぼアート」へ行く~田んぼアートの歴史編~

こんにちは!

今回のブログは、津曲研究室では「女優」というニックネームで知られている小島実穂(こじまみほ)が担当します。

さて、今回私たちチームたまらんが取材に行ってきたのは、新玉名駅北側の田んぼを利用して稲で絵を描く「田んぼアート」です。広報誌には載せきれなかったあんな話やこんな話を皆さんに知って頂けたらなと思います。


まず、田んぼアートを皆さん知っていますか?

田んぼアートは、6年前に始まり毎年続けられている行事の一つです。この行事が始まったきっかけは北稜高校の生徒からの声だったそうで、声を発した理由は2つあったそうです。ひとつは、新玉名駅の開業に伴って、駅周辺や玉名地域を活性化したいという想いだったようです。そしてもうひとつは北稜高校を広くPRしたいということからだったそうです。

北陵高校には、「北陵高校といえばこれ!」っという看板も以前はなくて、多くの人に高校を認知してもらうのが難しかったそうです。田んぼアートを行うことによって、多くの人に北稜高校を知ってもらおうと考えたのだとか。だから、この行事は北陵高校生自身が主体となって行っているわけです。


ではなぜ田んぼアートだったのかというと、田んぼアートは北陵高校の色々な学科の力が集約されて出来上がるものです。田んぼアートで使う稲を育成している園芸科学科、アートデザインのための田んぼの測量をする造園科、PRをしているビジネスマネジメント科などがあり、こうした学科の力を結集させて作り出す田んぼアートは北稜高校を知ってもらうのに良いだろうということからだそうです。また、玉名を活性化するためには玉名に関わりのあるものがいいということで、玉名は稲に由来する歴史があったため田んぼアートにしようとなったということです。


毎年興味深いデザインの田んぼアートが作成されていますが、そのデザインは誰が行っているのか!?

デザインは、北陵高校内の生徒たちの「田んぼアート同好会」が担っているそうです。同行会内で、今話題になっているもので案を考え、それが熊本県玉名地域振興局内にある「田んぼアート実行委員会」で検討され決定されるのだそうです。

デザインしたアートを実際に稲で形作っていくには測量が必要です。通常であれば北陵高校の造園科が行っているですが、今年は、田植えの時期と造園科の検定などが重なってしまったので、造園科の卒業生に2日間にわたって500ポイントを3チームに分かれ測量されたそうです。卒業生とも一緒になって取り組みが続き、一体感があって素晴らしいと思いました。

なお、このアートを作るための予算ですが、これはこれまでは、県の助成金によるものだったそうです。ただ、昨年から自分たちで自主財源を確保していこうということになっているのだそうです。秋に田んぼアートの稲から収穫したお米を販売するそうです。色のついたお米「田んぼアート有色米」という名称で昨年商品化されて、新玉名駅構内のたまララで購入できるようです。さらには有色米を使った米みそなどもあり、それもたまララで販売されています。なお、販売とは関係ありませんが、田んぼアートの有色稲をつかって親子で楽しむしめ縄づくりなども行われていて何ひとつ無駄にしないぞとの意気込みを感じました。こうした取り組みで自主財源が50万円ぐらい確保される見込みで、それによってこの行事は今後は自律的にも運営できていくそうです。


田んぼアートを通して若者や玉名市民に伝えたいことは、玉名地域は、米と切り離させず、それが日本遺産に選定されているけれど、そうしたところに地域の人があまり気づいていないので気づいてほしいところだそうです。それは観光に活かせるはずでしょうから。そういったことを、このような行事を通して皆さんに伝えたいと北稜高校の生徒さんたちそして田んぼアート実行委員会に関係する皆さんは語られていました。


今回はこの辺にして、来週はインタビューの内容を載せたいと思います。あなたが知ってる、あの子やこの子が載ってるかも!?お楽しみに(^^♪


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